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旗揚げ公演なのにいきなり「まどろみ戦士シリーズ」第3話!3話から始めるってどう?

mado3.JPG2003年8月 IQ5000旗揚げ公演『魔王の逆襲~まどろみ戦士~』(スタジオはるか)

 旗揚げなのに、まどろみシリーズの第3話?実は、IQ5000は、旗揚げするまでは、IQ500として活動はしていたのです。まどろみ戦士シリーズ第2話やら、ファインランドリーといった作品をプロデュース集団として公演したのです。そしてここに来て、とうとう劇団にしようという意思でもって、500から5000に名前も変更して旗揚げ公演をしたのです。
 内容は、まどろみ戦士1に出てくる、西畑病院病室に鎖でつながれていた魔王が、その鎖をはずし、おじいちゃんに復讐しはじめるという話。三姉妹に捕まり、おじいちゃんは完全に死の淵をさまようし、お姉ちゃんはもうまどろみの世界には居ないし(参照:まどろみ戦士2〜カナミの探し物〜)、なんとかしなければならないと焦る孫のナオも無意識の海に落ち込んで、文字分解し解けていってしまう。【文字分解】という不思議な解けかたをしながら過去の産物になるナオを助けるため、おじいちゃんのまどろみの周りをうろついていた車たちが大活躍するのだった。
 この作品は、あまりにも難解なので、再演したくない作品ベスト1。しかし、この作品が、まどろみ戦士の世界観を完全に表していて、まどろみ戦士シリーズ12話は、すべてここから発している。

第2回公演に、いきなり時代劇!なんで時代劇なんだ?というか、時代×時代劇って何だ?

TD_1st.jpg 2003年12月 『時代×時代劇TWODASH』(アイピット目白)

 2作目が時代劇。しかも、この作品がまどろみ戦士シリーズよりも再演回数の多い作品になるとは当時思いもよりませんでした。腹筋の経験した阪神・淡路大震災での話がベース。平安時代の義経・弁慶が活躍した時代、第二次世界大戦後、そして阪神・淡路大震災直後の3つの時代の話。…だから、時代×時代劇。時代劇が幾重にもなって、そこに見えてくる人間の生き様をリアルに表現。ファンタジックでありながら、時代劇でありながら、リアルな人間ドラマ。IQ5000の基盤をこの作品が作り上げたのかもしれない。ちなみに、この作品を上演するため、どうしても、義経・弁慶たちは馬に乗らなくてはならない。そこで劇団内では悪名高い馬マイム(ウマイム)を発案、練習することに。まどろみ戦士シリーズには付きものの車マイム(クルマイム)と、馬マイム。どちらも確実に役者の体力を削る。削って削って、そこに見えてくる限界での生き様を表現する作品でもある。
 チラシに写っている黒いものは、神戸、舞子の浜にある砲台跡。ツーダッシュの中で出てくる砲台跡は、もう少し小さいもの。砲台跡からのろしを上げて、外国船に連絡をするカイトたちが作ったチーズケーキのモデルは、塩屋の浜に昔からある、シーホースというお店のチーズケーキ。劇団員は当地見聞をしに神戸まで車で向かった。

第3回公演に、アホアホ芝居登場。物差しを持った最高のヒーロ誕生!

mvgm_1st.jpg2004年3月 『Mr.VeryGoodMan』(アイピット目白)

 周りは速い海流によって取り囲まれ、いつも雲が立ちこめ、磁場の影響か外からの電波も受け取れない孤立した島クラウドアイランド。島は漂流者によって町ができていた。独特の文化を持つ町で皆はのんびりと暮らしていた。その町の最も人気のあるバンド、ロックユーのボーカルは、ミスター・ベリー・グッドマン。常に清く正しく美しくをモットーに、いつもパセリやセロリをパリッと食べるから、町の子供たちも真似してパリッと食べる!ある日、久しぶりに外の世界からの漂流者が海岸に着いた。彼の名はドン・シェリフ。彼は、現在の世界の話をする。クラウドアイランドではファーストフードや激しい音楽などがはやり始める。そしてベリーは、ドンの策略によって町の皆から嫌われ者となる。田舎に逃げたベリーはある日、島で最も古い建物ビッグベルチャーチルに入る。そこには、この島に初めて漂着したビッグ・ベルの日記があった。クラウドアイランドによくある固い石の秘密や、それを狙ってやってくる海賊たちの話が載せられていた。そして、ドンの秘密を知るベリー。ドンは、海賊の子孫で、島を手に入れるために漂着したのだったのだ。でも、嫌われ者になったベリーは、皆を助けに行くこともしない。すると、飼っている牛の顔がお父さんになり、畑のサニーレタスはお母さんになり、ベリーを勇気づける。島のため町のためベリーはもう一度町に戻るのだが……。マット前転が主役を張る、2時間で103曲も曲を使う、アホアホで最高なこの作品、腹筋はいつでも再演をしたいと思っている。

第4回公演は、まどろみ戦士シリーズ第4話「つきひかり」。ミニカーが主人公の話だ。

tsuki.JPG2004年9月 『まどろみ戦士〜つきひかり~』(アイピット目白)

 まどろみシリーズもここまでくると、第1話を書いたときに12話できていたことが皆に信じられ、早く12話すべてを上演しようと意気も上がる。今までは人間が主人公だったのだが、4作目は、その人間たちに力を貸していた、まどろみの世界の住人である車たちや、孫がいつも持っているミニカーにスポットが当たる。
 粗筋
 孫のナオも大人になり、おじちゃんのまどろみの世界に入れなくなってしまい、現実の世界に生きるようになってしまった。ナオの大切にしていたミニカーもいつしか忘れ去られてしまい、おじいちゃんのまどろみの世界にも滅多に入ることもなくなってしまった。犬のムシカが口にくわえて入ってくれるから、入れる。そんなミニカーは、自分の存在を意味を知るため、まどろみの世界の住人たちがたくさんいる、悪夢製造工場に向かう。まどろみの世界を統括する’名無き者’に会って事実を聞くために。しかし、その悪夢製造工場は、摩訶不思議な所。悪夢を撮影するための映像現場で、ミニカーもその撮影に巻き込まれていくのだった。
……粗筋を書いたところで、表現しにくいこのシリーズ。小説にも、映画にも舞台にもしにくいこの作品のコアなファンは、オープニングのミニカーが走るシーンだけで涙する、とても物悲しく勇気の出る作品。体力を大幅に削る車マイムによって、役者たちの体力ゲージはいつもギリギリだった。この作品で、まどろみシリーズの登場キャラである、車たちの存在意味や、犬のムシカ、ホルスタイン猫たちの活躍がクローズアップされる。観たことない人は何のことやらですね……いつか観てください。

第5回公演に、関西で再演。『震災10年神戸公演 時代×時代劇 TWO DASH』

2005TDgenpei.JPG『震災10年神戸公演 時代×時代劇 TWO DASH』(神戸・アートビレッジセンター)2005TDsyowa.JPG『震災10年神戸公演 時代×時代劇 TWO DASH』(神戸・アートビレッジセンター)2005TDheisei.JPG『震災10年神戸公演 時代×時代劇 TWO DASH』(神戸・アートビレッジセンター)

 阪神・淡路大震災が起こってから10年で、神戸市新開地にある神戸・アートビレッジセンターという劇場に呼ばれて公演することになる。この劇場は腹筋善之介が一人芝居でこけら落としをした劇場でもある。ゲストで板尾創路さんや宮川大輔さんなどを呼んで話題に。車マイム(クルマイム)をする板尾さんはもう二度と観ることはできないだろうし、旗を持って出ずっぱりの舞台で、自ら旗をもって旗捌きを見事にこなす宮川さんも見物だった。皆キラキラした舞台だった。チラシは3種類あった!

第6回公演は、IQ5000ヒーロー戦隊もの。『パーサー・ファイブ』

p5_as01.jpg2005年5月 ASCEND-01『パーサーファイブ』(神楽坂die pratze)

 IQ5000の作品世界をより手軽に観られるミニ公演として、ASCENDシリーズがスタート。その第一弾
は、『RUN AWAY OFF』シリーズ第2話にあたる『パーサー・ファイブ』を上演。劇団員は誰もシリーズ物とは知らずに公演を打つ。IQ5000がもしヒーローものをするとどうなるかという実験的な芝居でもあった。
主人公は、3人。空間固定能力(キンコーの術、レッド・スパーク)を持つパーサー・レッドと、人をブルーにする能力(ブルー・ダウン)を持つパーサー・ブルーと、とにかく深く考える能力(イエロー・シンキング)を持つパーサー・イエローだ。
 チャイミン国の国民党党首補佐である、ドン・チェンキム配下の追跡局に勤めるパーサー・ファイブは、ドン・チェンキムの指令通り毎日忙しく働く。
そんなある日、イエローが自分たちの存在に関して疑問を持ち、イエロー・シンキングで考えはじめる。「3人なのに、なぜパーサー・ファイブ?」密かに調査をする3人。そしてたどり着いた答えは、他に2人仲間がいたということ!そして、ドン・チェンキムが2人の能力をコピーして使用しているということ!
いたはずの2人の能力は、パーサー・グリーンが持つ記憶を飛ばす能力(グリーン・クリーン)と、パーサー・ピンクが持つ人を魅惑する能力(ピンク・チャム)。ドン・チェンキムはその2つの能力をコピーしパーサー・ファイブを酷使していたのだ。パーサー・ファイブの3人は、残りの2人を捜し、そして、育ての親でもあるドン・チェンキムに戦いを挑む。しかし、少数民族シュンマ民族の生き残りであるパーサー・ファイブが目にしたものは、男一人しか生き残っていない超少数民族シンケル族族長ドン・チェンキムの壮大な復讐計画だったのだ。チャイミン国の国民党党首を倒そうと、パーサー・ファイブや他のシュンマ民族の能力を集めていたのだった。ドン•チェンキムを倒すのか、それとも?正義とは?真実とは?とても深い物語に仕上がったIQ5000だけのヒーロー戦隊作品が、パーサー・ファイブなのだ。

まだまだ沢山紹介していきます。待っててください。
因に前回公演はこちらへ⇒まどろみ戦士7〜おじいちゃんのプロポーズ